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最も合理的な死亡保障は『逓減型』|年数に応じて保障額が下がっていく保険

投稿日:2018年11月8日 更新日:

『20代で子供が2人いると死亡保障は8000万円必要』

『50代で子供が独立すれば2000万円で充分』

 

などなど、家族構成や生活の考え方によって死亡保障の必要額はバラバラ。

一人ひとりに必要な死亡保障額を計算し、適切な保険に加入することが重要です。

 

でも、その死亡保障・・・だんだんと必要額が減少していくことには気づいていますか?

30歳で加入した時と、40歳まで無事に過ごせた時では必要な死亡保障額は変わっています。

 

この記事では、時の経過と合わせて死亡保障が減る代わりに、支払う保険料を抑えることができる『逓減型死亡保険』というものについて解説していきます。

逓減(ていげん):だんだんと減っていくこと

 

簡単に言うと

年数の経過に応じて保障額が下がる『逓減型保険』を選ぶことで、保険料を約半分程度に抑えられます。

 

逓減(ていげん)型保険とは?

逓減型保険のイメージ

逓減型保険とは、経過年数に応じて死亡保障などの保障額が減少していく保険のことです。

例えば、保険期間30年で保険金額3000万円の死亡保障に入った場合・・・

  • 加入直後に死亡すると3000万円
  • 1年後だと2900万円
  • 2年後だと2800万円
  •  ・ ・ ・
  • 10年後だと2000万円
  • 20年後だと1000万円

といったように、死亡保障が減少していきます。

※保険会社・商品によっては下限が設定されていたり、減少しない期間があったりする。

 

一見するとちょっと勿体ないようにも思えますが、その分保険料を抑えられるなどのメリットがあります。

逓減型保険のメリット

保障額が変わらないタイプの保険に比べて、グレーの部分が削減されるので安い、ということですね。

この図の面積で見ると半分ですが、年齢が上がった保険料の方が高いので、その時期の保障を削減すると想像以上に保険料を削減できます。

この記事ではシンプルに『定額型』『逓減型』と表記していますが、保険会社によって名称は違います。

  • 定額型:定額定期保険
  • 逓減型:逓減定期保険

一般的には、上記のような名称で販売されていることが多いです。

 

死亡保障の必要額はだんだん下がっていく

逓減型保険の考え方の根底にあるもの、それは『時間の経過と共に必要な死亡保障額は減少していく』というものです。

どういうことかと言うと・・・

  • 3歳、5歳の子がいる30代の夫婦
  • 子供が結婚して独立した50代の夫婦

どちらに手厚い死亡保障が必要か、という話です。

当然ながら、その後の生活費や教育費等々でお金の掛かる30代夫婦の方が高額な死亡保障が必要ですね。

じゃあ、それに合わせて死亡保障の額も下げて行った方が合理的であるというのが逓減型保険の考え方です。

 

死亡保障の推移モデルケース

死亡保障モデルケース

モデルケース

  • 夫:35歳、年収500万円、手取り30万円
  • 妻:35歳、専業主婦
  • 第一子:5歳
  • 第二子:2歳

持家(住宅ローン)。

子供が3歳になったら妻はパートに出る予定。

今回例に挙げるのは、上記のような家庭。

以下の記事で詳しく解説しているモデルケースです。

『30代年収500万円、妻専業主婦、子供二人』必要な死亡保障額は?

死亡保険金の必要額について、実際のモデルケースを例に考えてみたいと思います。 今回のケースは以下のような家庭。 モデルケ ...

続きを見る

 

夫婦35歳の今、夫が死亡するとおよそ7000万円の死亡保障が必要です。

では、10年後・20年後・30年後にそれぞれどのくらいの保障が必要になるか・・・

細かい計算は割愛して、結論だけ書くと以下の通り。

  • 現在:約7000万円
  • 10年後:約6000万円
  • 20年後:約4000万円
  • 30年後:約2500万円

子供が大学を卒業する10年後→30年後の減少幅が大きいですね。

 

実際の保険料を比較してみる

上記のモデルケースでは、30年後でも2500万円の保障が必要ということが分かりました。

そのため、ここを除いた部分で比較をしていきます。

  • 4500万円の死亡保障が30年間続く保険(定額型)
  • 4500万円の死亡保障が30年掛けてだんだん減っていく保険(逓減型)

(7000万円 - 2500万円 = 4500万円)

計算には、ある保険会社の実際の商品で試算しています。

ここでは正確な保険料よりも、『どのくらい違うか』を見て頂ければと思います。

オンラインで試算しようかと思ったのですが、ちょうど良い試算ができる保険会社がなかったので保険会社現職の知人に計算してもらいました。

実際の保険料は商品・年齢などの条件により異なるため、あくまで参考としてください。

 

定額型:約12,000円

定額型の保険料例

 

30年間死亡保障が変わらない定額型の場合、保険料は月額およそ12,000円

 

逓減型:約4,500円

逓減型の保険料例

一方、保険料が段々減っていく逓減型の場合には月額およそ4,500円でした。

 

その差月額6,500円。30年間で・・・

  • 定額型:12,000円 / 月
  • 逓減型:4,500円 / 月

逓減型保険を選択することで、保険料を6割以上抑えることができました。

月に6,500円ですが、30年間の総額で考えると実に234万円の差額

(6,500円 × 12ヶ月 × 30年 = 234万円)

 

必要な保障は何なのかを見極め、それに適した保険を選択することでこれほどの差が出てくるのです。

 

まとめ

  • 時の経過と共に、必要な保障額は減少していく
  • それであれば、保障額も下げていく方が合理的である
  • 『逓減型保険』を選択することで、保険料を大幅に圧縮できる(モデルケースでは約6割減)

何十年に渡って支払う保険だからこそ、僅かな保険料の差であっても敏感に考えて行きたいですね。

浮いた保険料を貯蓄・投資に回すことで将来の生活は大きく変わることでしょう。

 

そして、現在は逓減型から更に踏み込み、『収入保障型保険』という保険が主流になりつつあります。

収入保障保険
家族の生活を支える生命保険は、毎月分割で受け取れる『収入保障保険』が最善

『時の経過と共に必要な保障額は減るのだから、死亡保障もそれに合わせて減るのが合理的である』   という旨の記事 ...

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